現地で見積もりを出してもらう
遺品整理をプロの手に依頼することになったら、まずは見積もりを出してもらうようにしましょう。
その際には、実際に家を見てもらった上で正確な値段を計算してもらうことが肝心です。
というのも、家の大きさなどである程度の料金を計算することができるわけですが、ものの量や大きさによってかなり作業量が変わりますので、実際に遺品の様子を確認することが必要だからです。
現場を見ないで見積もりを出そうとする会社の場合は、多めに計算することが多いので注意が求められます。
提示された見積もりでOKとなったら、具体的にどの日時で作業を行うかを決定します。
その後は、貴重品や家族の手元に残しておきたい遺品を分けることになります。
こればかりは、家族の手でしかできませんので、整理会社の手助けがあるにせよ、自分たちで行うことになります。
前もって行うこともできますし、作業当日に一緒にすることも可能です。
いよいよ整理作業を行う
こうした前準備が終わると、打ち合わせた日付に遺品整理の作業を行います。
事前にご近所を回って挨拶をしておくことで、安心して作業ができるようになります。
整理作業の際には、家族が立ち会うこともできますし、作業員だけで済ませることもできます。
整理と同時に、家具や家電、貴重品などの査定を同時に進めていきます。
しっかりとリストを作って、何がどのくらいの値段で買取できるかを記録していることが求められるでしょう。
値段が付かず買取できないものでも、できるだけリサイクルに回すようにして、ゴミの量を減らすようにします。
そして、家族の元に保管される品々は別に分けられて、ご家族の元に送られることになります。
整理後のクリーニングや整備もしっかりと
遺品の整理を終えると、次は家全体のクリーニングを行っていきます。
畳を処分するなどの付加サービスを行っている会社もありますので、クリーニングをどれほど行うかを事前に決めておきましょう。
また、トイレや台所周りなどの設備を整備してきれいにしておく作業もしっかりとしておきます。
ゴミは基本的には遺品整理を行う会社が処分してくれますが、その際にどのくらいのゴミが出たか、残しておくべきものがないか、再度確認するのも忘れないようにしましょう。
こうしてきれいになった家を、最終的にチェックして、ゴミを処分します。
その後、買取になった品の精算と、作業量の支払いを済ませてすべての作業が終了となります。
おおよそではありますが、このような流れで遺品の整理が進んで行きます。
経験と実績のある会社ほど、こうした作業がスムーズに行きますので、余計な時間や手間がかかることなく終えられるというメリットがあります。