絵画の遺品の相続について
大切な人から相続したもののなかに、被相続人がとても大切にしていたアート作品を相続することもあります。しかし、相続する側にとっては、作品の特徴や画家の情報を知らない人も多く、絵画や美術作品に詳しい人はめずらしいのではないでしょうか。
なんとなく作品に関わったことがある程度で、絵画の特徴や作品に施された技法など、絵画の価値がわからないという人も多く、被相続人が大切にしていたとはいえ、売却したいと考える人もいるのではないしょうか。
そこで、今回は美術作品を取り扱う買取業者について紹介していきます。
絵画の買取業者
芸術作品を売却する場合、一般の人に売ることはおすすめできません。
どうしても購入をしたい!と希望していたり、ある作品が好きな人の熱意に押されて売ってしまうという結果でも良いのですが、そういった売却方法だと売却額が低くなってしまうことがあります。
絵画の価値を見定めるには、作品の周辺情報が必要になります。
例えば、作品を制作した画家や制作した当時の様子、なぜ価値があるのか、世間の知名度はどうなのかなど、様々な情報によって値段が決まってくるため、できるだけ専門知識をもっている人に売却したほうが、名前を知っているくらいの人と比べて、絵画に対する価値を呈示してくれるでしょう。
絵画を取り扱っている業者に買取を依頼し、その分野に詳しい専門家に鑑定してもらうのがベストです。
もちろん、買取業者に在籍する専門家も人間であり、人が違えば鑑定結果も変わってきますので、まずは売却を希望する美術作品のジャンルを専門的に扱っているかを、買取業者に前もって確認しましょう。
遺品の絵画を高く売るポイント
遺品を整理しているときに、ほこりまみれになった絵画を見つけたという人もいるでしょう。絵画を高く売るポイントの1つに、鑑定される前に作品の状態を良好に保つことが挙げられます。傷つきやすい絵画では、美品の状態によって買取額も変わってきますので、ほこりのない状態にしておくことで良い査定額が期待できます。
できるだけ、作品の状態を綺麗にしておくほか、専門家だけでなく、依頼人も売却する作品の情報について事前に調べておきましょう。これは査定額を上げる材料になりますし、鑑定結果も理解しやすくなります。