遺品整理をするにあたって気をつけるべきこと
家族や親族が亡くなると、悲しみのうちにいろいろなできごとがあっという間に過ぎていきます。
葬儀などの段取りでとても忙しくなりますが、故人の遺品整理をすることにも手を付けなくてはなりません。
時にたくさんのものが残されていることもありますし、借家のために急いで整理する必要があるときもあります。
そんな時は、この道のプロに依頼することも出てきますが、いくつかの注意点を押さえておくことで、トラブルなく整理を行い、気持ち良く故人とお別れすることができます。
その1つのポイントが、遺品整理にかかる料金でしょう。
あまり一般的な作業ではないので、相場に関する情報が少ないですし、会社によっては明らかに高額の作業料を請求するところもあります。
しっかりと見積もりを取って、余計な出費をかけないようにしましょう。
どのような流れで遺品を整理していくかを把握しておく
遺品整理をプロの手にゆだねることになったら、遺品整理の流れを把握しておくと良いでしょう。
というのも、このような時期は、葬儀や親族への挨拶、保険会社や役所、勤め先とのやり取りなどで、かなり忙しくなりますし、精神的にも疲れますので、整理のプロセスを知っておくことで、楽に作業を進められるからです。
まずは見積もりを取ってもらうことになりますが、その際には一社だけでなく複数の会社に依頼して見積もりを取ると良いでしょう。
そうすることで、信頼できる会社を探すことができますし、料金を下げることもできます。
また、残しておきたい遺品を分けるために家族の手が必要ですので、しっかりと打ち合わせをすることで、無駄な時間をかけなくて済みます。
どのように整理すべきか迷うものも
故人の人生が詰まった遺品ですので、どのよう整理すれば良いか困ってしまうものもあるでしょう。
たとえば、生前使っていたパソコンなどは、故人の情報が詰まっていますので、軽い気持ちで処分してしまうと、個人情報が流れたり余計なトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
そのため、HDDのデータをしっかりと破壊するようにすべきでしょう。
また、遺品の中には、昔の玩具など、素人には一見分からないものの、価値が高いアイテムが眠っていることもあります。
気になる遺品があるなら、インターネット上の買取サイトなどを見て、買取価格をチェックしてみると良いでしょう。
そして、一番思い入れがあるものとして、衣類をあげることができます。
捨てるにはしのびないというものも多いので、ゆっくりと考えながら整理していきたいものです。
形見分けをしたり、賢く買取をしてもらったりすることができるでしょう。