意外と汚かった実家
親の遺品整理をする際、初めて実家が汚かったと感じる人も多いです。
普段は実家に帰っても家の中の細部まで確認をするということはありません。
細かな部分まで確認するのは遺品整理で初めてという人の方が多いです。
そうすると、片付けを始めると「なぜこんなものを残しておいたんだ」と思うようなものや自分にはごみのようにしか見えないようなものも沢山収納から出てくることがあります。
ごみ屋敷かと思うくらい沢山のいらないものが出てくるケースは意外と多いです。
こういった状態であっても、持ち家の場合にはしばらくそのままでもそこまで困ることはありません。
しかし、借家の場合には借り続けているとその間も家賃の支払いが必要になりますからできるだけ早めに退去をすることが必要です。
もちろん、持ち家であってもほかの人に貸したり処分したりすることもありますからいつまでもそのままにしておくよりはできるだけ早めに遺品整理はしておく方が良いといえます。
遺品整理ができないくらい家が汚かったら
遺品整理をしようと思っても驚くくらい家が汚かったら、どこから手を付けていいかわからないものです。
遠方に住んでいる人は休みのたびに実家に来て掃除をして帰る、ということを繰り返していると完全に片付けるまでに数年かかるということもあります。
特に家の中が汚い状況であればできるだけ早めに遺品整理は済ませたいものです。
ただ、自分たちではどうにもならないと感じるような汚い状態のこともあります。
そこで便利なのが遺品整理業者です。
遺品整理業者は不用品回収業者と同じように家にある不用品を回収してくれるのですが、遺品を専門に取り扱っています。
そのため、作業の内容として不要になった品物をただ引き取って処分をするのではなく、必要に応じて供養やお焚き上げをしてくれるので処分をする際に気持ちの面でも大きく違いがあります。
やはり、思い出のある品物はただ捨てるのは気が引けるものです。
きちんと供養したうえで処分をしてもらえた方が安心ですし、気持ちよく処分ができます。
故人との思い出も良い形で心の中に残しやすいです。
ただし、遺品回収業者は作業も丁寧ですしきちんと供養もしてくれる分、ほかの処理業者よりは割高になります。
作業の金額としては割高ですが満足度は高いですから費用との兼ね合いで決めるようにしましょう。
また、費用があまりにも高いと感じたら自分たちで作業できる部分については作業をしておくというのも一つの方法です。
洋服や食器など手を付けやすい部分は先に処分をしておき、思い出の残っている品物は遺品回収業者に依頼をしておくようにすると作業が軽減できるので作業費用も作業時間も抑えることができます。